[参加レポート] 第26回クラウド女子会 AWS BuilderCardsをプレイしよう #cloudgirl #jawsug

[参加レポート] 第26回クラウド女子会 AWS BuilderCardsをプレイしよう #cloudgirl #jawsug

AWS BuilderCards で遊んできました!
Clock Icon2024.11.02

コーヒーが好きな emi です。

2024/11/02(土)に目黒セントラルスクエアでおこなわれた「第26回クラウド女子会 AWS BuilderCardsをプレイしよう」の参加レポートです。

https://jawsug-cloudgirl.connpass.com/event/329597/

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AWS BuilderCards とは

AWS BuilderCards は、AWS が提供するクラウドサービスや、サービスを組み合わせたアーキテクチャを学べるカードゲームです。
もとは英語のカードゲームなのですが、AWS Community Hero の方が日本語に訳してくださっています。イベント等で配布されたり貸し出されたりしています。

詳細とルールは以下の記事をご覧ください。

https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202405/japanese-builder-cards/

開封の儀

本日は AWS さんのご厚意で新品の BuilderCards を 5 セット提供いただきました!

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綺麗な化粧箱です。

Starter Cards(スターターカード)を配る

スターターカードは ゲーム開始時に各プレイヤーに配布されるオンプレミスのカード で、オンプレミスのサーバーやデータベースが印刷されています。それぞれ哀愁漂う「決めゼリフ」的なコメントが書かれていて面白いです。

"バックアップしてなかった?じゃあ、そのシステムは、重要じゃなかったんだね"

"リリース当初だけの約束が、今も運用でカバーが続いている"

"すぐにフィードバックが欲しければ、常に本番で変更を加えることだ"

"私たちのシステムはとてもフレンドリーだが、友達を厳選しているようだ・・・"

なんとも哀愁が漂っていますね。

スターターカードは 4 色、各 10 枚 あります。同じ色で一人 10 枚配られます。今日は 4 名のチームで参加したのでぴったりでした。

カードの左上には S マークがプリントされています。
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私はブルーのスターターカードで始まりました。

今日のゲームでは混ぜ忘れてしまったのですが、JAWS マークのスターターカードもありました。
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Marketplace(マーケットプレイス) を配置する

中央のカードを配置する場所を「Marketplace(マーケットプレイス)」と呼びます。マーケットプレイスにカードを配置します。

スターターカードの他に「BuilderCard(ビルダーカード)」、「Well-Architected Card(ウェルアーキテクテッドカード)」という種類のカードがあります。

ビルダーカードは AWS サービスが書かれたカード で、ウェルアーキテクテッドカードは点数が書かれたカード です。

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ビルダーカードは伏せて山にしておき、そこから 5 枚表にしてフィールドに並べます。ウェルアーキテクテッドカードは表のままフィールドに出しておきます。

最初の BuilderCard(ビルダーカード)を引く

ビルダーカードは左上にオレンジもしくは黒の数字が記載されたカード AWS サービスのカードです。

黒の数字は「TCO(コスト)」と呼び、オレンジの数字は「AWSome (オーサム) クレジット」と呼びます。

最初のオンプレミスのスターターカードに追加で 2 枚、黒のビルダーカードを手札に加えます。

まず最初の人が、5 枚フィールドに出ているビルダーカードの中から 1 枚、黒の数字(TCO)のカードを取ります。取ったらフィールド上のカードが 4 枚になるので、山からビルダーカードを 1 枚加えて 5 枚に戻します。これを時計回りに全員おこない、ビルダーカードを全員が 1 枚得ます。今度は逆回しで同じようにビルダーカードを引いていきます。

これで、全員がスターターカード 10 枚 + ビルダーカード 2 枚、合計 12 枚を手札に得ました。

自分の手札から 5 枚フィールドに並べる

12 枚の手札をよく切って、裏にして積みます。上から 5 枚フィールドに並べてゲームスタートです。

手札の中からサービスを組み立てます。例えば、

  • 「EC2 と RDS で Web サービスを作ります」
  • 「EC2 と Fargate でコンテナサービスを立ち上げます」
  • 「S3 を Athena で分析します」
  • 「オンプレミスのデータベースのバックアップを S3 に保管します」

といった具合です。チームメンバーと「その構成ならこのカードも追加できるよ」とか「その組み合わせよりこっちの方がいいかも」とか「その構成イイネ!」とか議論しながらサービスを組み立てます。

私もさっそく自分の手札からサービスを作るぞ!

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わあ、全部オンプレカードだ。

というわけで、最初はオンプレミスでサービスを構築するしかありません。サービス構築に使った手札カードの真ん中らへんにオレンジ(AWSome クレジット)と黒(TCO)の数字が書いてあるので、その数字を合計した金額と、マーケットプレイスに出ている 5 枚のビルダーカードの金額を比べて、買える金額ならビルダーカードを 1 枚買うことができます。

どれにしようかな……

IMG_8659 - コピー

ビルダーカードを 1 枚買ったら、自分のフィールドに出ている 5 枚と合わせて端によけておきます。残りの自分の山札から 5 枚新たに自分の前に並べて、ターン終了です。時計回りに次の人に回します。

繰り返す

こんな感じでより多くのビルダーカード(AWS のカード)を集めて徐々に作れる構成をクラウドサービスに移行していきます。

他にもカードによってさまざまな効果や、効果の発生条件があります。もう一枚カードを引けるとか、Compute サービスと一緒に使ったら AWSome クレジットが +4 になる、とかです。

これはお隣の方が Aurora と ECS でサービスを構築した様子。Aurora は Compute サービスと組み合わせると AWSome クレジットが +2 になります。
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私の番です。最初に私が好きなデータベースやストリーム系のビルダーカードを選んでしまったせいで、どうにもオンプレミスと組み合わせにくいデッキになっています。むむむ……
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私の次の方のターン。CloudWatch はサービス構築に使ったカードすべてに対して AWSome クレジット +1 というカードです。強すぎる……
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自分のフィールドに出す 5 枚のカードのうち、ビルダーカードの方がスターターカードより多くなったら、スターターカードを捨てることができます。徐々にオンプレミスが減り、AWS サービスが増えていくわけです。

Well-Architected Card(ウェルアーキテクテッドカード)を買う

カードが増えて手持ちの AWSome クレジットが増えてきたら、ウェルアーキテクテッドカードを購入できます。

このウェルアーキテクテッドカードに印刷された数字の合計が一番多い人の勝ちです。ウェルアーキテクテッドカードが全部購入されてなくなったらゲーム終了となります。
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ウェルアーキテクテッドカードは 1 点と 3 点の 2 種類あり、1 点のものを上に積み、3 点のものを下に積んでおきます。

1 点のウェルアーキテクテッドカードは AWSome クレジット 3 ポイントで購入でき、3 点のウェルアーキテクテッドカードは AWSome クレジット 8 ポイントで購入できます。

徐々にクレジットがたくさん必要になってくるわけです。

ウェルアーキテクテッドカードを買って早々に点数を溜めるか、ビルダーカードを買ってより強いサービスを作れるよう後半に備えるか……戦略の見せ所です。

ゲーム終了

私はアナリティクス系サービスが好きで引いたり、何とでも組み合わせられるだろうと思って Step Functions を引いたりしたのですが、前半はオンプレミスのカードが多いのでなかなか組み合わせ難い……ということにゲーム後半で気づきました。

はい、ビリです。
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CDK、コンピュートサービスが強かったです。データベースやアナリティクスサービス単体だとサービスが構築できないので、やはり何かを処理できるコンピュートサービスが強い…という感じでした。あと CloudWatch、強すぎました。「もう一枚カードを引ける」系のエフェクトを持ったカードも強かったですね。

気づいたこと

ビルダーカードを眺めていて気付いたのですが、含まれているサービスの種類は基礎的なものだけでした。Glue とか、QuickSight とか、FSx とかは含まれていません。

BuilderCards はバージョンが何種類かあって、今後アップデートされるかも?と参加者の方に伺いました。

終わりに

1 ゲーム終わるまでに 1 ~ 1.5 時間くらいかかったでしょうか。とても面白かったです!
今日用意いただいた 5 セットの BuilderCards は AWS さんのご厚意でいただけるとのことだったので、希望者でじゃんけん大会をして配布されました。AWS さん、会場提供も含めありがとうございました。

BuilderCards の存在は昨年から存じてはいたのですが、プレイする機会がこれまで無かったので、今回初めて遊べてよかったです。色々構成についてワイワイしながらやるのが勉強になりました。

ルールも全然分からないまま参加したのですが、丁寧にルール説明していただいて、チームには経験者の方が 1 人入ってくださってサポートいただけました。本当に助かりました。

一緒に遊んでいただいたチームの皆様、運営の皆様、参加者の皆様、どうもありがとうございました!

次回は群馬支部とコラボ

次回のクラウド女子会は JAWS-UG 群馬支部とのコラボで、Bedrock でパワポ資料を作る生成 AI エージェントのハンズオンだそうです。興味のある方はぜひ!

https://jawsug-gunma.connpass.com/event/333488/

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